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ペットの法要はいつ?
ペットの法要は、基本的には人間と同様に亡くなったペットの幸福を祈るための行事です。したがって、納骨と供養が終わった後の忌日に執り行うペット霊園や寺院が大半です。
例えば、四十九日や一周忌といった節目を忌日と言います。ペットが亡くなった後の区切りの日を忌日とし、その日に法要を実施するのが一般的です。もちろん人間の場合、法要は厳密に日にちを決められていることがほとんどです。
ですが、ペットの場合は法要に出席するのは亡くなったペットの飼い主とその家族です。飼い主の考え次第で、綿密なスケジュールを変更し、ゆとりのあるスケジュールにすることも可能です。
ペットの法要は何をするの?
ペットの法要は、亡くなった動物が極楽浄土に旅立てるように、お経を読んでもらいます。その後、お釈迦様の説法を聞いて法要は終了となります。
また、法要を執り行う日にちが四十九日であれば、お経を読んでもらった後に納骨を行います。納骨は必ず四十九日の忌日にやらなければならないものではありません。飼い主の気持ちに区切りが付いたら納骨してあげましょう。
ペットの法要は合同で行うものと、個別で行うものがあります。合同であると他のペットを亡くした飼い主たちと一緒に行いますが、個別だと飼い主とその家族だけで執り行うことになります。
料金設定も合同と個別とでは差が生じるので、ペットを埋葬する予定の霊園や寺院に問い合わせる必要があります。また、合同と個別とで法要の内容は変わらないので、飼い主の自由意志で選択してください。
ペットの法要のお布施について
ペットの法要のお布施の相場は3000~5000円程となっています。霊園や寺院の方もペットと人間とでは区別して考えているので、お布施の金額は高額でなくとも構わないとしています。
しかし、お布施は飼い主の気持ちを包むものなので、相場よりも高い金額を渡しても構いません。また、金額が低いからといってペットの魂が救われないかと言われれば、そんなことはありません。
人間の法要とは異なり、ペットの法要は飼い主の気持ちを金額に表して包むことを良しとされています。そのときの経済状況も考慮して、金額を決めると良いでしょう。
ペットの法要での服装について
ペットの埋葬場所によって異なる
寺院でペットの法要を行うのであれば、黒基調の服装でまとめた方が良いでしょう。寺院は格式のある場所なので、ペットの法要だからといってカジュアル過ぎる格好で追善供養は厳禁です。節度を持った服装を心掛けましょう。
しかし、ペット霊園といった民間の施設にペットを埋葬する場合には、私服でも問題ありません。実際、ペットの法要では服装規定が存在しないのです。
特に、ペット霊園は寺院とは異なり、駆け込みで供養を依頼する飼い主も多いので、カジュアルな服装で来園する人が多いです。したがって、ペットの法要での服装は埋葬依頼をする施設によって使い分けると吉です。
まとめ
ペットの法要は特に厳しい決まりがあるわけではないので、飼い主の気持ちとペットへの強い思い次第で動いて構わないとされています。しかし、動物のものとはいえ、法要はかしこまった行儀です。節度を持ち、感情的にならないように注意をする必要があります。
また、法要はペットにできる最後のお世話となります。人間のように厳しくルール通りに行う必要はありませんが、愛犬が天国へ逝けるように穏やかに送り出してあげましょ